桜美林大学のリベラルアーツ学群は、多様化・複雑化する現代社会への様々な問題に対処できる人材を育成するため、人文科学、社会科学、自然科学を横断する「知」を学び、多角的な視野と柔軟な思考力を養うことを目的にしています。リベラルアーツ学群の自然科学系メジャーとして、「地球科学専攻プログラム」があります。地球科学を構成する地質学・地球物理学・気象学・天文学などを基礎から体系的に学ぶもので、今回フリアーシステムズのサーモグラフィカメラを採用した学生実験は、「地学実験U」という科目です。
「私自身は気象学が専門ですが、道路環境や地球環境などの研究をしており、以前からサーモグラフィカメラを研究に使っていました。メリットを理解していましたので、以前から学生にもぜひ体験させたいと思っていました」と、坪田幸政教授は、サーモグラフィカメラの導入の理由をそう語ります。
リベラルアーツ学群も13年目を迎え、カリキュラムや指導方法の見直しが行われています。地学実験Uの到達目標のひとつに「測定機器を適切に使用できるようになる」があり、新たな実験機器の導入を考えました。気球観測の機器を導入するか、サーモグラフィカメラを導入するかで迷っていたと言います。
「周辺の気象系大学では、学生に気球を上げさせ、高層風を観測するという授業を行っているところもあります。しかし、気球観測の場合は機器が高価になりますし、社会に出ても気象系に進まなければ使うことはありません。その点、サーモグラフィカメラは一台10万円を切るまで価格が下がり、導入の壁が低くなりました。何よりも、サーモグラフィは、電気や建築など様々な分野で広く使われており、今から体験し、知識を得ておけば、学生が社会に出てからいろいろな分野で応用ができると考えました」。 |
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図1、水の入ったペットボトル、右側はドライヤーで加熱した後の様子
図2、ホットプレートの温度をサーモグラフィで見た様子
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