サーモグラフィカメラを使えば、断熱欠損のある部分が色の違いでわかるので、性能を発揮できる施工になっているかを確認することができます。また同じように気密性の確認も可能です。
気密チェックは空調の効き具合や温度ムラに関連してくるので快適性における重要なポイントです。国際規格(ISO7730)で "頭部と足下の温度差は2℃以下が望ましい"とあるように、温度の均一性は快適性においてとても重要な要素です。気密性が確保されていないと、外の冷たく重たい外気が足元から流入し、上下温度差が大きくなります。【画像1】と【画像2】は施行者の異なる仮設住宅を撮影したものです。【画像1】は鉄骨造の高断熱住宅で、二重サッシになっており断熱性能はある程度確保されているものの気密性が低く、上下の温度差が激しいのがはっきりわかります。【画像2】は、木造の高断熱な仮説住宅で気密が確保されており足元、天井の温度差が少ないことがわかります。熱画像を使うと、こういった室内の温熱環境や快適性の違いが一目瞭然です。気密を確保するにはていねいな施工が必要ですが、断熱性に比べると軽視されているのが現状です。
気密性を厳密に測定するには大がかりな検査が必要なため、気密確保の考えが浸透してこなかった可能性があります。サーモグラフィカメラを使うことで簡単に確認できるようになれば施工精度があがり、気密性能の向上も期待できるのです。 |
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鉄骨造の応急仮設、二重サッシになっており断熱性能はある程度確保されているが気密性が低く、足元と上部の温度差が激しい。

地元工務店の施工による木造の仮設住宅で気密があり、足元、天井の温度差が少さく抑えられている。 |