氷蓄熱式・水蓄熱式・中温水蓄熱式空調システム

 

日本熱源システム(株)

  東京都新宿区四谷1-6-1 四谷タワー20階  TEL 03-5341-4733(代)


氷蓄熱式・水蓄熱式・中温水蓄熱式空調システム スクリュー冷凍機
スクリュー冷凍機
  蓄熱式空調システムは、夜間蓄熱槽に熱エネルギーを蓄え、昼間蓄熱槽に蓄えられた熱エネルギーを空調に使います。熱エネルギーは、冷房時は冷水や氷、暖房時には温水として蓄えます。


氷蓄熱式・水蓄熱式・中温水蓄熱式空調システム 蓄熱槽
蓄熱槽


ID E020-02
製品名 氷蓄熱式・水蓄熱式・中温水蓄熱式空調システム
メーカー 日本熱源システム(株)
概要 蓄熱式空調システムには次のようなメリットがあります。

冷凍機容量を小さくできる ⇒ 契約電力を低減
夜間の安価な電力を利用、夏季のピーク時間調整を実施
  ⇒ ランニングコストを大幅に削減
冷凍機の100%運転を実施 ⇒ 省エネルギーを実現
化石燃料比率の低い夜間電力を使用 ⇒ CO2削減に貢献し環境に優しい

特長 経済性のメリット − 契約電力の低減、ランニングコストを大幅削減

電力の基本料金が低減
  蓄熱することによって、冷凍機容量を小さくできるので契約電力の低減が図られ基本料金が安くなります。
   
電力量料金の大幅削減
  蓄熱調整契約によって蓄熱運転時(22時〜翌8時)は昼間に比べて70%も安い夜間料金が適用され、電力量料金が大幅に削減されます。

業務用蓄熱調整契約による料金比較 (6kV受電の場合 単位:円/Kwh)
  電力量料金 割引後の料金
(22時〜翌8時)
夏季(7月〜9月) 12.00 3.60
その他季(10月〜翌年6月) 10.90 3.27
   
ピーク時間調整でメリット拡大
  夏季(6月〜9月)の午後(13時〜16時)に電力使用を抑えるピーク時間調整によって、電力料金の割引分が返還され、経済性のメリットが拡大します。

ピーク時間調整契約による割引単価
月間調整型
(調整電力1kW1時間、1ヶ月につき次のとおりです)

標準電圧 6kV 20kV 60kV 140kV
割引単価 900円 870円 850円 820円
  週間調整型
(調整電力1kW1時間、1週間につき次のとおりです)

標準電圧 6kV 20kV 60kV 140kV
割引単価 200円 190円 190円 180円
注:電力の割引単価などは標準的な目安であり、詳細は各電力会社にお問い合わせください。


電気料金制度を活用した蓄熱運転パターン
電気料金制度を活用した蓄熱運転パターン


環境面のメリット 
− 省エネルギーを実現、CO2排出量の抑制に貢献

蓄熱式空調システムでは、冷凍機の効率が最も良い能力いっぱいの100%運転を行うので省エネルギーが実現されます。   熱源機の負荷率による効率変化
   
外気温の比較的低い夜間に蓄熱するので、冷房時の省エネ効果がさらに向上します。 蓄熱式空調システムは蓄熱がないヒートポンプに比べて年間で約13%の省エネルギーになります。   空調システムの電力消費量比較
   
蓄熱式空調システムは化石燃料による発電比率の低い夜間電力を使用するため、CO2排出量を抑制できます。 夜間のkWhあたりのCO2排出量は昼間の約80%です。   1日の時間帯別発電



ラインナップ

 氷蓄熱システム

AWIシリーズは空気熱源ヒートポンプに氷蓄熱システムを組み合わせたタイプです。安価な夜間電力で氷を生成し、日中の冷房時に解氷し冷水を供給します。また昼間のピーク時の負荷を夜間蓄熱にシフトできるので、冷凍機の容量を小さく出来る上、電力の基本料金も低減でき、ランニングコストの低減が図れます。氷蓄熱は、水に比べて7倍の蓄熱量があるので、蓄熱槽を小さくできます。AWIRシリーズは氷蓄熱システムと熱回収型を組み合わせたタイプです。
       
氷蓄熱システム
ナショナルトレーニングセンター(東京都)
  氷蓄熱システム スクリュー冷凍機
スクリュー冷凍機

氷蓄熱システム 空気熱交換器
空気熱交換器
 


 中温水蓄熱方式

夏は製氷に用いる氷蓄熱槽に、冬は夜間35℃の中温水を生成して蓄えます。
冬の朝、この中温水をヒートポンプへ送水し、熱源水に利用した暖房運転を行ないます。

大きな暖房負荷が必要な冬の朝に、安定したハイパワーの暖房運転ができます。
冬の朝から約5時間、中温水利用の暖房運転ができます。
(他社の氷蓄熱槽利用の温水蓄熱の場合、1〜2時間で放熱が終わります)
デフロスト運転が不要のため、ヒートポンプの運転が難しかった寒冷地や内陸部でも、導入が可能になりました。
中温水は35℃と温度が比較的低く生成しやすいため、夜間蓄熱運転の負担が少なく、電力料金も安価で済みます。
暖房運転時の成績係数(COP)は6.2(平均)で高効率運転を実現します。
※成績係数(COP:Coefficient of Performance)=冷暖房能力(kW)/モーターの消費電力(kW)
他の冷凍機システムにみられる経年変化による能力劣化がない上、耐久性に優れ、15年以上の使用が可能です。

氷蓄熱システム
山梨県立博物館 かいじあむ(山梨県)
  中温水蓄熱方式 スクリュー冷凍機
スクリュー冷凍機

中温水蓄熱方式 蓄熱槽
蓄熱槽
      

 

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