高性能真空保持ユニット piSAFE®

 

ピアブ・ジャパン(株)



高性能真空保持ユニット piSAFE
  優れた安全機能と省エネ機能

piSAFE®プログラムの製品は、お客様のニーズに応じて多様な構成が可能な、軽量のソリューションを提供するために特別開発しました。Piab特許技術COAX®により市場をリードする真空性能を発揮します。メンテナンスが容易でフレキシブルな設計であるため、安全性が重視されるロボットアプリケーションやエルゴノミックハンドリング装置の分野で最高の選択肢になります。分散型または集中型の真空グリッピングシステム、標準のEOATシステム向けインターフェース、スタンドアロン式マウンティングなど、piSAFE®プログラムは高度な安全性と真空能力を提供いたします。


ID F049-12
製品名 高性能真空保持ユニット piSAFE®
メーカー ピアブ・ジャパン(株)
特長
空圧式の省エネ機能、リリース機能を統合したCOAX®真空エジェクターを構成可能。
   
モジュール設計により様々な設置方法が可能。また、Piab独自のクイックコネクトブラケットにより、メンテナンス時間の短縮に貢献
   
サイクル毎の空気消費量を最大98%削減。
   
軽量素材によりEOATの軽量化を実現。ロボットの摩耗を低減し、性能向上、作業効率向上に貢献。
   
ロボットツールおよびエルゴノミック装置における、高価な機械や真空タンクの安全装置から置き換えが可能
   
用途に応じて最適なリリース機能を選択可能。
   
Piabの最先端の省エネ機能により、騒音レベルとカーボンフットプリントを削減。
   
高い安全性が求められるロボットアプリケーションに最適。(DIN/SS)–EN 13155およびASME標準B30.20などのリフティング基準に準拠する必要があるエルゴノミックリフティング装置/マニピュレータ、クレーンに最適。
   
ノーマルクローズ大気圧クイックリリースまたはブローオフチェックバルブで構成された安全性の高い真空システム。



■ 自動車産業向けEOATシステム
分散配置型真空システム

分散配置型とは、吸着点ごとに真空発生源を設置する真空システムです。吸着点から真空発生源までの配管距離が短くなることで、真空流量のロスがなくなり、反応速度が高速化するので、安全性の向上と省エネが実現します。COAX®カートリッジを内蔵し、オプションの省エネ機能および大気圧クイックリリース(AQR)などのリリース機能により、エネルギー消費を容易に抑えることが可能です。piSAFE®は、ガラスや金属板などリークしにくいワークの真空ハンドリングにおいて、非常に優れた省エネ効果を発揮する最先端の製品です。EOATの標準的なインターフェースを含む多様なマウンティングオプションにより、piSAFE®はお客様のシステムに容易に適合します。クイック接続機能付きのモジュール設計であるため、メンテナンスも素早く行えます。

分散配置型真空システム   分散配置型


集中配管型真空システム

集中配管型とは、複数の吸着点が1つの真空発生源に接続された真空システムです。有効なシステムですが、集中配管型の場合は、一部の吸着点がワークと接触不良を起こすと、その他全ての吸着点の真空性能が低下するリスクがあります。当社の真空オートメーションに関する豊富な経験を活かし、お客様が集中配管型、分散配置型どちらのシステムをご利用されている場合でも、piSAFE®が同じ安全基準を満たすのを確認しています。piSAFE®には低供給圧で作動するノーマルクローズ式の大気圧クイックリリースAQR NCを構成することができます。この構成のpiSAFE®を複数採用した集中配管型システム内では、僅かな圧縮空気で真空破壊を同時に行うことができます。
集中配管型真空システム   分散配置型


■ 従来式の設置方法
分散配置型真空システム

分散配置型システムでは、真空エジェクターがサクションカップと直接接続されるとは限りません。piSAFE®が、分散配置型真空システムにどのように配置されていても、エネルギー効率と安全機能®は確保されます。分散配置型真空システム向けのpiSAFE®プログラムは、ご使用の装置に適合するよう構成可能です。サクションカップと接続されていなくても、プロファイルにも、カスタマイズされた生産ラインにも設置できます。要件に関わらず、piSAFE®は、お客様に安全性の高い真空エジェクターを提供します。内蔵COAX®カートリッジと省エネシステム、クイックリリース機能などのオプションにより、リークの発生しないアプリケーションにおいて非常に効率的な真空システムを提供します。モジュール式の設計で、機器から迅速にポンプユニットを取り外しできるため、メンテナンスを素早く実施できます。省エネ機能を使用している場合、エジェクターがオフ時でも、サクションカップがワークに触れて自然に真空を発生させ、意図せず吸着してしまう場合があります。ノーマルオープン大気圧クイックリリース(AQR NO)機能は、このようなサクションカップの自己吸着を防止してくれます。

分散配置型真空システム   分散配置型


集中配管型真空システム

集中配管型真空システムでは、真空性能や安全性を犠牲にすることなく、コンポーネントの数を最小限に抑えることが重要です。本製品は、小型でありながら、ブローチェックバルブが組み込まれており、個別のポートで真空破壊を作動可能です。これにより、均一な力で真空破壊を同時に発生させてリリースすることが可能になります。ワークをリリースする際に完全な制御が保証されます。
リリース機能に加え、検知ポートは真空制御にも活用できます。集中配管型真空システム向けpiSAFE®プログラムは、搬送中のワーク落下による不良品の発生を減らし、より安全な真空システムを実現します。

集中配管型真空システム   分散配置型


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